2009/10/21 益子焼きの絵付に励んだ地 |
焼き物の町として知られる益子。 ここに"放浪の画家"山下清と縁深い、 窯があります。 |
貼り絵画家として既に有名だった彼が、 陶器の絵付けを始めたのは、34歳のころ。 |
清はこの窯元「大誠窯」に何度もやって来ました。 |
難しいとされる陶器の絵付け。 けれど彼は、専門家もうならせるような技術を見せます。 その秘密が、人並みはずれた、天性の手首の柔らかさでした。 |
繊細かつ確かな技によって 次々と命を吹き込まれていく、作品たち。 |
絵が描き終わると、いよいよ窯へ。 陶器が焼き上がるまで、ワクワクした清。 益子焼きの持つ素朴な温もりが、彼は大好きだったといいます。 |
やがて完成した作品を、 芸術家はどんな思いで見つめたのでしょう。 |
ここは山下清にとって、 新たな境地を開いた、大切な場所でした。 |
国:日本 栃木県芳賀郡益子町
人:山下清 益子焼きの絵付に励んだ地
人:山下清 益子焼きの絵付に励んだ地
曲名:対岸の...
作曲:遠藤浩二 |