2009/11/04 初めての海外旅行の地 |
花の都、パリ。1961年、ここを、 一人の日本人が訪れました。 |
山下清。"放浪の天才画家"として知られる、 その人です。 |
飄々とさすらうように、日本の多くを旅した彼が、 初めて異国にやってきたのは、39歳のとき。 新鮮なその風景を、清は目に焼き付けていきました。 |
「ぼくは日本中ほとんど歩いてしまったので どうしても外国を見物したい」 |
エッフェル塔からは、 パリの眺めを一望し、楽しみます |
「パリの空は東京の空にくらべてずっとすんでいて 遠いところまでがどこまでもどこまでも見える」 |
彼が食事をした、歴史あるレストラン。 ボーイに日本語で「バナナをちょうだい」と頼むと、 ちゃんとバナナが運ばれてきます。 言葉が通じたと、子供のように喜んだ清。 |
山下清はパリでの想いを、数々の作品に残しました。 彼の芸術と心に、新たな息吹を与えてくれた、この風景を。 |
国:フランス パリ
人:山下清 初めての海外旅行の地
人:山下清 初めての海外旅行の地
曲名:Autumn Cafe
作曲:溝口肇 |