2009/11/11 「長岡の花火」を観た地 |
信濃川が流れる、新潟県長岡市。 この地に"放浪の天才画家"山下清は、 何度もやって来ました。 |
昭和26年に初めて訪れて以来、 彼は夏になると、ここを目指します。 |
お目当ては大好きな花火大会。 |
どこから見れば、一番綺麗に見えるかを知っていた清。 そこに立って、誰に話しかけられてもろくに答えません。 そして夜空を彩る大輪を、じっと見つめ続けるのです。 |
「火で出来て居る花だから花火と言うので 見て居ると美しくておもしろい」 |
やがて旅を終えると、 彼は色褪せぬ記憶を、作品にしていきます。 その美しい思い出を、永遠に残すように・・・。 |
昭和46年7月。 山下清は花火のように鮮やかな、49年の生涯を閉じました。 |
亡くなる数日前、彼はこう口にしたといいます。 「今年の花火見物はどこへいこうかなあ」 |
国:日本 新潟県長岡市
人:山下清 「長岡の花火」を観た地
人:山下清 「長岡の花火」を観た地
曲名:L'histoire
作曲:遠藤浩二 |