2009/11/18 幸福な時を過ごした故郷 |
その人は、生涯、たった一枚の絵しか売れない不遇のなか、 燃えるような情熱で、作品を描き続けました。 「炎の画家」フィンセント・ファン・ゴッホ。 |
オランダ南部の小さな村、ズンデルト。 1853年、 牧師の父と優しい母の間に、ゴッホは誕生しました。 |
五人の弟や妹たちと暮らした家。 毎日の暮らしはつましくとも この家にはいつも笑い声が絶えません。 |
父が勤めた教会。 清らかな心で人々の尊敬を集める父は、 幼いゴッホにとって、誇りそのものでした。 のちに彼は、故郷の日々を振り返るのです。 |
「 どの小道も、庭にあったどの草木も、 それに畑や隣人、墓地や教会、 ぼくらの菜園といった周りの様子まで 何もかもがよみがえってくるんだ」 |
苦難の道を歩き続けた画家、ゴッホ。 彼は幼い頃に過ごした輝く時を、 いつまでも忘れませんでした。 |
国:オランダ ズンデルト
人:ゴッホ 幸福な時を過ごした故郷
人:ゴッホ 幸福な時を過ごした故郷
曲名:友のために
作曲:服部 隆之 |