2009/11/25 画家として歩み始めた地 |
古い歴史を刻むベルギーの町、モンス。 1879年、ここを、ひとりの宣教師が訪れました。 後に「炎の画家」と呼ばれた、ゴッホです。 |
彼が炭鉱地帯であったこの地にやって来たのは、25歳のとき。 働く人たちと共に汗を流しながら、 神の教えを伝えることに、己の全てを注いだゴッホ。 |
けれどゴッホは、些細ないさかいから、その座を解任されます。 失意を抱えた彼は、モンス郊外にある、この家で暮らし始めました。 |
深い悲しみと沈黙のなかで暮らした日々。 しかしある時、彼は思うのです。 これからは他人の為ではなく、自分の為に生きよう・・・。 |
そしてゴッホは、以前から関心のあった、 絵画に取り組み始めたのです。 |
「ついにはきびしい寒さも終わり、ある晴れた朝、 風向きがが変わって雪解けの陽気となる」 |
ゴッホはここで画家を目指しました。 揺らぐ事のない、燃えるような眼差しで。 |
国:ベルギー エノー州モンス
人:ゴッホ 画家として歩み始めた地
人:ゴッホ 画家として歩み始めた地
曲名:男たちの挽歌 Medium ver.
作曲:佐橋 俊彦 |