2009/12/23 人生を終えた地 |
フランス。パリから車で一時間ほどの村、 オーヴェル・シュル・オワーズ。 ここは「炎の画家」ゴッホが、 人生の最期に辿り着いた場所でした。 |
パリで暮らしていた彼が、 この静かな地にやってきたのは、1890年のとき。 |
美しい自然に心奪われたゴッホは、 次々と作品を描いていきます。 |
二ヶ月の間に誕生した作品は、 実に70点にも及びました。 |
彼はレストランの屋根裏の、小さな部屋を借ります。 明日のパンさえ買えない暮らしのなか、 創作活動に没頭した日々。 |
しかしそれはゴッホの命の炎の、 最後の輝きでした。 |
ひどく蒸し暑かった夏の日。 拳銃で自らの胸を撃ったゴッホ・・・。 |
「ぼくの絵に対して、ぼくは命をかけ、 ぼくの理性はそのために半ば壊れてしまった」 |
ゴッホはここで37年の生涯を閉じました。 芸術に全てを捧げ、 燃え尽きた果てに。 |
国:フランス オーヴェル・シュル・オワーズ
人:ゴッホ 人生を終えた地
人:ゴッホ 人生を終えた地
曲名:Spring Rose
作曲:溝口肇 |