2010/02/10 人生の喜びと悲しみを知った地 |
パリ郊外にある高級住宅地、メゾン・ラフィット。 ここで1889年、芸術家、 ジャン・コクトーは生まれました。 |
画家、詩人、映画監督。 多彩な活躍で、人々を魅了したコクトー。 |
弁護士の父、ピアニストの母を持つ彼は、 何不自由ない裕福な暮らしをおくりました。 |
コクトーが生まれ育った家。 三人兄弟の末っ子として、 元気いっぱいだった少年時代。 |
友達や兄たちと、庭で、 日が暮れるまで遊びました |
コクトーが楽しみにしていたのが、 時折、両親が連れて行ってくれる芝居やサーカス。 幼い目に、その眩しい光景を焼きつけます。 |
いつまでも続くと信じていた幸せの時。 |
けれどそれはある日、突然、終わりを告げます。 コクトーが十歳のとき、父親が自殺をしたのです。 |
そしてコクトーは、ここを後にしました。 美しい思い出を、その胸に抱きしめて。 |
国:フランス メゾン・ラフィット
人:ジャン・コクトー 人生の喜びと悲しみを知った地
人:ジャン・コクトー 人生の喜びと悲しみを知った地
曲名:Hum of the Streets 作曲:千住 明 |