2010/03/10 人生を終えた地 |
中世の面影を残す静かな村、ミイ・ラ・フォレ。 ここで、芸術家、ジャン・コクトーは、 人生を終えました。 |
詩人、画家、映画監督。 様々な形で、愛を表現し続けたコクトー。 |
パリに家を持っていた彼は、都会の喧騒に疲れると、 別荘があるこの地にやって来ました。 |
そして美しい自然に抱かれ、 また心を新たにしたのです。 |
コクトーが壁一面に絵を描いた礼拝堂。 芸術家はここで、何を想ったのでしょう。 |
懐かしい友たちが、この世を去っていく70歳のとき。 彼は人生の集大成ともなる詩「鎮魂歌」を書きました。 |
「私に狙いをつける死に面して 私はその黒い鎧を認めるのだ」 |
1963年、74歳でこの世を去ったジャン・コクトー。 彼はここに眠っています。 墓石に愛の言葉を刻んで。 |
「ぼくは君たちと一緒にいる」 |
国:フランス ミイ・ラ・フォレ
人:ジャン・コクトー 人生を終えた地
人:ジャン・コクトー 人生を終えた地
曲名:Trisha's Lullaby 作曲:千住 明 |