2010/04/07 新婚旅行で訪れた地 |
雄大な桜島に抱かれる地、鹿児島。 ここに日本初と言われる新婚旅行で、 やってきた人物がいます。 |
幕末の志士、坂本龍馬。 |
彼に寄り添うのは新妻、おりょう。 |
慶応二年。おりょうに助けられ、寺田屋で九死に一生を得た龍馬。 西郷隆盛の奨めもあり、傷の手当を兼ねて、湯治へと向かいます。 |
夫婦が初めて得た、水入らずな時間。 龍馬たちは、ここでのんびりと過ごしました。 |
「げに、この世の外かと思われるほどのめずらしきところなり。 ここに十日ばかりも止まりあそび、谷川の流れにてうおをつり、 ピストルをもちて鳥をうつなど、実におもしろかり」 |
しかし幸せな時は長く続きません。 |
時代に求められる龍馬は、 傷も癒えぬまま、動乱のなかに、再び身を投じるのです。 |
龍馬とおりょうは、 生涯、忘れなかったでしょう。 激動のさなか、ひととき安息を与えてくれた、この地を。 |
国:日本 鹿児島
人:坂本龍馬 新婚旅行で訪れた地
人:坂本龍馬 新婚旅行で訪れた地
曲名:私たちの中に生まれたもの 作曲:服部 隆之 |