2010/04/14 「いろは丸」事件の地 |
瀬戸内海に面した風光明媚な町、鞆の浦。 今も江戸時代の面影を残すここに、 140年ほど昔、あの男がいました。 |
坂本龍馬。 |
慶応三年。彼はこの港町に、滞在を余儀なくされました。 自身が発足した海援隊、その初航海中に、 「いろは丸」が沈没してしまったのです。 |
原因は紀州藩の船との衝突。 日本で初めてとなる蒸気船同士の、衝突事故でした。 |
船も積荷も失い、大損害も免れない現実。 しかし龍馬は、藩を相手に一歩も引かず、賠償金を求めます。 |
「いったん志を抱けば、 この志に向かって事が進捗するような手段のみを取り、 いやしくも弱気を発してはいけない」 |
そして彼は、国際法を持ち出し、正当性を証明して、 ついに賠償金を勝ち取るのです。 |
坂本龍馬は、どんな逆境においても、 決して歩みを止めませんでした。 その胸に、大志を抱いて。 |
国:日本 広島県福山市鞆の浦
人:坂本龍馬 「いろは丸」事件の地
人:坂本龍馬 「いろは丸」事件の地
曲名:Journey of the soul 作曲:城之内ミサ |