2010/04/28 亡き龍馬を想った地 |
高層ビルが連なる近代都市、横浜。 今から135年前、 ここにひとりの女性が流れ着きました。 |
幕末の志士、坂本龍馬の妻おりょう、その人です。 |
龍馬の死後、住処(すみか)を転々としたおりょう。 彼女が勝海舟の紹介により、料亭「田中家」で 働き始めたのは、明治7年のとき。 |
龍馬をして「まことおもしろき女」と言わしめたおりょう。 機転が利き、情に厚く、 また語学が堪能で、楽器をたしなむ彼女は、 外国人の客たちからも評判だったといいます。 |
しかし、いつもどこか満たされぬ日々・・・。 間もなく彼女は、客であった呉服屋商人と再婚をしました。 |
けれどおりょうの心にぽっかりと開いた穴は、 生涯、埋まることがなかったのです。 |
「龍馬が生きておったら、 またなにとか面白いこともあったでしょうが」 |
明治39年、他界したおりょう。 彼女の心にはいつも龍馬がいました。 「阪本龍馬之妻」と刻まれた、墓碑が示すように。 |
国:日本 横浜〜横須賀
人:おりょう 亡き龍馬を想った地
人:おりょう 亡き龍馬を想った地
曲名:辿りついた景色 作曲:小西香葉&近藤由紀夫(MOKA☆) |