2010/05/12 自分の美を追い求めた地 |
パリ郊外の歴史ある町、コンピエーニュ。 広大な敷地にある邸宅で、若き日のココ・シャネルは過ごしました。 |
酒場で歌っていた彼女は この家の持ち主にみそめられ、人生が一変します。 |
初めて足を踏み入れた、貴族たちの世界。 常識に縛られないココの個性的なファッションは、 やって来る人々を驚かせました。 |
やがて彼女が被っていたお手製の帽子が評判となり、 製作の依頼が押し寄せます。 |
間もなくココは、パリに自分の店を持ち、服のデザインも手掛けました。 女性が体を締め付けるのが、当たり前だった時代。 コルセットの必要ない服を作り、たちまち大評判となるのです。 |
「わたしはまず、締め付けられた肉体を解放した」 |
そんな彼女を支持したのが芸術家たち。 ジャン・コクトーのラブコールから舞台衣装を引き受けたココは、 その名声を不動のものとします。 |
ココ・シャネルはいつの日も 自らの信じる美を追い求めました。 人生という名の舞台の上で。 |
国:フランス コンピエーニュ〜パリ
人:ココ・シャネル 自分の美を追い求めた地
人:ココ・シャネル 自分の美を追い求めた地
曲名:チェロ協奏曲ロ短調 作曲:ドヴォルザーク |