2010/05/26 孤独と共に働き続けた地 |
世界のファッションの中心地、パリ。 この街をかつて彼女も歩いていました。 20世紀を代表するデザイナー、ココ・シャネル。 |
彼女は晩年もホテル暮らしをしながら、 精力的に仕事をしました。 |
そんなココ・シャネルが嫌いだったのが、仕事の無い日曜日でした。 家庭を持つ事もなく、働くことが生き甲斐だった彼女には、 この日に価値を見出せません。 |
ホテルと仕事場の往復を繰り返した日々。 |
ココ・シャネルが休日に、ひとり散歩したという墓地。 哀しいほど自由な時間、 その胸には、どんな想いがあったのでしょう。 |
「仕事の為にはすべてを犠牲にした 恋でさえ犠牲にした 仕事はわたしの命をむさぼり食った」 |
やがて1971年1月10日。 嫌いだった日曜日に、 ココ・シャネルは87年の生涯を閉じました。 |
亡くなったその日、 彼女はこんな言葉を遺しています。 |
「さあ、明日も私働くわ」 |
国:フランス パリ
人:ココ・シャネル 孤独と共に働き続けた地
人:ココ・シャネル 孤独と共に働き続けた地
曲名:コンソレーション第3番変二長調 作曲:リスト |