2010/08/18 新聞記者として働いた地 |
かつてゴールドラッシュに沸いた町、ヴァージニア・シティー。 「トム・ソーヤの冒険」の作者、文豪マーク・トウェインは、 26歳の時、この街へやって来ました。 |
トウェインの本名は、サミュエル・クレメンズ。 地元新聞社で働き、議会を担当する真面目な政治記者でした。 |
しかし、そのお堅いイメージは、夜になると一変します。 行きつけの酒場に入り浸って、連夜の大騒ぎ。 あまり飲み過ぎるので、 一晩に「2杯だけ」と店から言われてしまいます。 |
勘定書きには、いつも「2杯」を意味するトウェインの文字。 それがいつしか、彼のトレードマークとなっていました。 |
27歳の時、クレメンズ記者に転機が訪れます。 初めてコラムを任されたのです。 彼は独自のユーモラスな文体でコラムを書き上げました。 それが大評判。 署名は、酒場でつけられたあの渾名『マーク・トウェイン』でした。 |
やがて、記者を続けながら小説を書き始めるマーク・トウェイン。 ここは彼が作家の喜びに目覚めた町でした。 |
国:アメリカ ネバダ州ヴァージニア・シティー
人:マーク・トウェイン 新聞記者として働いた地
人:マーク・トウェイン 新聞記者として働いた地
曲名:伯爵と妖精 メインテーマ 作曲:五木田岳彦 |