2011/01/05 大政奉還の報せを受けた宿 |
かつて「西の京都」と呼ばれた山口。 この地に幕末の英雄たちが集った宿があります。 |
1867年、ここを訪れたのは、 木戸孝充、大久保利通、そして西郷隆盛でした。 |
西郷が浸かったという風呂。 薩長同盟が結ばれ、幕府との戦いを目前にして、 西郷はひとり何を想っていたのでしょう。 |
三人は、連日この庭の片隅で話し合っています。 自ら信じるこの国のあるべき未来について、 白熱した議論がやむことはなかったといいます。 |
しかし日本を良くしたいという同じ志(こころざし)が、 男たちの心に深く宿っていました。 |
そんな時、衝撃的な報せが届きます。 大政奉還―ついに徳川が政権を朝廷に返すと決めたのです。 |
西郷たちは、新しい時代の風を確かに感じました。 日本の夜明けを目前にして。 |
国:日本 山口県山口市 松田屋
人:西郷隆盛 大政奉還の報せを受けた宿
人:西郷隆盛 大政奉還の報せを受けた宿
曲名:希望の風
作曲:佐橋 俊彦 |