2011/03/09 別離の地 |
京都。風情あふれる静かな小路に、 新選組が屯所として使った「旧前川邸」があります。 |
近藤勇が書いたと言われる、今も残る落書き。 |
当時、新選組を律していたのは鉄の掟「局中法度」でした。 |
「一、士道ニ背キ間敷キ事 一、局ヲ脱スルヲ許サズ」 |
そんなある日、事件が起こります。 かつて副長を務め、長く新選組を支えた山南敬助が、 脱走したのです。 |
彼を捕え、連れ戻したのは沖田総司。 9歳年上の山南を、沖田は兄のように慕っていました。 |
土方歳三は非情にも、山南に切腹を迫り、 沖田に介錯を命じます。 |
静かに今生の別れを告げた山南。 苦楽を共にした同志の亡骸を、沖田はどんな想いで 見つめたのでしょう・・・。 |
同じ夢のもと、一筋の道を歩んできた新選組。 それは滅びの序章でもありました。 |
国:日本 京都旧前川邸
人:新選組 別離の地
人:新選組 別離の地
曲名:静かな決意
作曲:吉川慶 |