2011/03/16 終焉の地 |
北の港町、函館。 この地で、新選組副長の土方歳三は、最期を迎えました。 |
彼が函館にやって来たのは、明治元年。 ある者は志半ばで倒れ、またある者は袂を分かち、 新選組は、既に形を成していませんでした。 |
土方は、百戦錬磨の手腕を買われ、 新政府軍の松前城を攻めます。 |
どんな危険も顧(かえり)みず前線に立った土方。 |
たとえひとりになろうと、新選組として、戦い続ける。 それが死んでいった同志たちの為に出来ること・・・。 |
間もなく城内に突入し、力の限り、刃を振るった土方。 彼は自らの死に場所を探していたのです―。 |
土方歳三は、この北の地で、35年の生涯を閉じました。 ひとり背負い続けてきた新選組の終焉。 |
そして彼らを忘却の彼方へと押し流す、 新たな時代の訪れでした。 |
国:日本 北海道函館五稜郭〜松前城
人:新選組 終焉の地
人:新選組 終焉の地
曲名:伝説の力
作曲:吉川慶 |