2011/04/06 家族と過ごした幸福の地 |
町の中央に川が流れる美しい町、スターラヤ・ルッサ。 その川のほとりに、作家ドストエフスキーの、 お気に入りの別荘があります。 |
彼が妻と子供たちを連れて、別荘かまえたのは、55歳のとき。 |
25歳でデビューして以来、「罪と罰」「悪霊」など、 話題作を次々に発表してきたドストエフスキー。 この別荘でも、彼は執筆に精を出しています。 夜、家族が寝静まった頃から明け方まで、ひとり書斎で、 物語を紡いだのです。 |
そんな彼を癒したのは幼い子供たちでした。 昼前にようやく起きてくる彼を囲んで、楽しくおしゃべりしたり、 散歩に出かけたり。 |
40後半にして、ようやく子宝に恵まれた彼は、 誰よりも家族との時間を大切にしました。 その家族のぬくもりが、また新たな物語への原動力となったのです。 |
ドストエフスキーはここを 「肉体と精神の安息の場」と呼びました。 いつも家族の笑顔が溢れていた、この家を。 |
国:ロシア スターラヤ・ルッサ
人:ドストエフスキー 家族と過ごした幸福の地
人:ドストエフスキー 家族と過ごした幸福の地
曲名:Chatterbox Waltz
作曲:マイケル・ナイマン |