2011/08/10 作家として生きた終の棲家 |
ロンドンから150キロほど離れた小さな町、 ワリングフォード。その町外れに、 「ミステリーの女王」アガサ・クリスティの終の棲家があります。 |
デビューから50年以上、毎年新作を発表してきたアガサ。 80歳を越えてもなお、作家としての情熱は衰えませんでした。 |
彼女の一日は、いつも決まっていました。 午前中の誰もいない静かな時間は、 ひとりタイプライターに向かい、 |
午後は居心地のよい居間で、家族や友人たちと、 お茶を楽しみました。 その時、アガサは、あまり語らず、人の話をよく聞いていたといいます。 親しい人の言葉の中に、常に作品のヒントを探していたのです。 |
1976年、アガサ・クリスティは、この家で、 85年の生涯を閉じました。 |
止まることなく書き続けた彼女の墓には、 こんな言葉が刻まれています。 |
「労苦のあとの眠り、荒海のあとの港、戦いのあとの安らぎ、 生のあとの死は、おおいなる喜びなり」 |
国:イングランド ワリングフォード
人:アガサ・クリスティ 作家として生きた終の棲家
人:アガサ・クリスティ 作家として生きた終の棲家
曲名:MEET AGAIN
作曲:上田 禎 |