2011/08/17 小さな命に出逢った地 |
南フランス、山あいにひっそりと佇む村、サン・レオン。 1832年、「昆虫記」で知られる、アンリ・ファーブルは、 この石造りの小さな家で生まれました。 |
定職のない父と、内職で家計を支える母。 ファーブルは日々の食事にも困るほど、貧しい家庭で育ちます。 そして2歳の時、弟が生まれると、 祖父の家に預けられました。 |
しかし、そこもまた貧しい農家の暮らし。 誰もが忙しく、ファーブルを構う暇などありません。 いつも一人ぼっちの寂しい毎日・・・ |
けれど彼は、無上の遊び相手を見つけます。 それは、この豊かな自然でした。 |
花、動物、そして虫たち・・・ いつまでも見飽きることがない、小さな命の営み。 それを観察することが、彼の喜びとなっていったのです。 |
やがて学校に通うようになっても 虫たちのことを忘れなかったファーブル少年。 ここは初めて命の輝きに、魅せられた場所でした。 |
国:フランス サン・レオン
人:ファーブル 小さな命に出逢った地
人:ファーブル 小さな命に出逢った地
曲名:LIGHTHOUSE ON THE HILL-MAIN THEME-
作曲:羽毛田 丈史 |