2011/08/31 昆虫たちと共に生きた地 |
南フランスにある歴史ある街、オランジュ。 「昆虫記」の作者ファーブルは、 45歳のときにこの街にやって来ました。 |
人付き合いが苦手で、周囲との人間関係に悩んでいた彼は、 見ず知らずのこの街に、逃げるように辿り着きます。 |
そして誰に遠慮することなく、夢であった 「昆虫記」の執筆に取りかかりました。 |
昆虫記の第一巻が刊行された頃、 ファーブルは街の郊外に初めて自分の家を持ちました。 それは研究三昧を夢見たファーブルの理想の城。 |
2階の研究室で 、時を忘れて、 心ゆくまで小さな命の営みを見つめたのです。 |
「これこそわたしの願いであり、夢であった」 |
アンリ・ファーブルは、92歳で生涯を閉じるまで、 ここで暮らしました。昆虫と共に生きる、その至福のなかで。 |
国:フランス オランジュ〜セリニャン
人:ファーブル 昆虫たちと共に生きた地
人:ファーブル 昆虫たちと共に生きた地
曲名:グッドライフ
作曲:住友 紀人 |