2011/12/21 亡命前夜を過ごした地 |
南フランスの港町、マルセイユ。 ここに愛の画家と呼ばれた、マルク・シャガールと、その妻に 縁浅からぬ場所があります。 |
「ホテル・モデルヌ」 有名画家に似つかわしくないほど質素なホテル。 |
パリで名声を博し、順風満帆な生活を送っていた彼らを、 突然の悲劇が襲いました。 |
ナチス・ドイツのフランス侵攻。 ユダヤ人であるシャガールは、亡命を余儀なくされたのです。 |
ここは彼が妻ベラと、亡命前夜を過ごしたホテルでした。 |
粗末な部屋に身を寄せ合って 夫婦はどんなことがあっても離れないと誓いあいます。 |
ふたりには、どうしても守り抜かねばならない絵がありました。 それが「誕生日」。 この絵は、ふたりの愛の証だったのです・・・ |
1941年。悲しみを抱えながらシャガール夫妻は、 戦火のフランスを後にします。 いつの日かふたりで帰りたいという、叶わぬ願いとともに。 |
国:フランス マルセイユ
人:シャガール 亡命前夜を過ごした地
人:シャガール 亡命前夜を過ごした地
曲名:ゲールの村
作曲:服部 隆之 |