2012/02/08 故郷の風景を想った地 |
神奈川県金沢 海を臨む茅葺屋根の建物は、 日本最初の総理大臣、伊藤博文の別邸です。 |
憲法制定、国会の開設など、生まれかわる 日本の中心にいた伊藤。 |
彼がふるさと、萩の浜に似た美しい風景に魅せられ、 ここに家を建てたのは、明治31年、57歳のときでした。 |
没落した農家に生まれた伊藤は、 幼いときに足軽の家に引き取られます。 |
貧しい少年は、萩の浜に並ぶ 美しい上級武士の屋敷を、憧れの眼差しで 見つめていたのでしょう。 |
やがて、大きな仕事を成しとげた伊藤が、 こだわったのが、この家を作ることでした。 |
自ら7回も設計図を書き直し、 思いの丈を込めていったのです。 |
静かに海を眺めるのが好きだった伊藤博文。 彼にとってここは、遠き日の、 夢の結晶だったのかもしれません。 |
国:日本 神奈川県横浜市金沢区
人:伊藤博文 故郷の風景を想った地
人:伊藤博文 故郷の風景を想った地
曲名:家族
作曲:渡辺 俊幸 |