2012/03/07 若かりし思い出の地 |
熊本県天草。 明治から大正にかけて活躍した歌人 与謝野鉄幹は、59歳のときに、ここにやって来ました。 傍らには妻・与謝野晶子の姿。 |
与謝野鉄幹にとって、天草は特別な場所。 若かりし頃、詩人の北原白秋らと天草を旅し、 そのときの紀行文が、彼を世に出した、縁浅からぬ土地でした。 |
「みだれ髪」でデビュー以来、 才能を開花させた晶子を、ずっと見守ってきた夫は、 創作の材料を探す妻の力になりたかったのです |
「朝の色 低きかたよりのぼりくる 大わたつみの 天草の嶋」 |
天草に魅せられ、嬉々として歌を詠む妻の姿に、 鉄幹は、幸せをおぼえたのかもしれません。 |
与謝野鉄幹は、晶子を生涯支え続けました。 愛する妻として、同じ道を歩む歌の先達として。 |
国:日本 熊本県天草市
人:与謝野鉄幹 若かりし思い出の地
人:与謝野鉄幹 若かりし思い出の地
曲名:彩る花のように
作曲:大島ミチル |