2012/03/21 ひととき安らいだ地 |
群馬県の秘湯「法師温泉」。 昭和6年、歌人、与謝野鉄幹と晶子は、ここに宿をとりました。 |
夫妻はこの頃11人の子供を抱え、日々、生活に追われていました。 たとえ財産は残せなくても、 教育だけはきちんと受けさせたい・・・ 子育てについて、ふたりの考えは同じでした。 |
学費を稼ぐため、ものを書き 講演を行い、休みなく走り続けてきた二人におとずれた 水入らずの時間。 |
晶子は、つかの間、忙しい日常を離れられたのでしょう・・ |
「草まくら 手枕に似じ借らざらん 山のいでゆの丸太のまくら」 |
温泉にある木の枕は、使わずにおきましょう。 愛しいあの人の手枕とは、似ても似つかないので・・・ |
いつのときも、手をたずさえ歩いてきた鉄幹と晶子。 ここは、ふたりがひとときの安らぎに包まれた、いで湯でした。 |
国:日本 群馬県法師温泉
人:与謝野晶子・鉄幹 ひととき安らいだ地
人:与謝野晶子・鉄幹 ひととき安らいだ地
曲名:熱い涙
作曲:大島ミチル |