2012/03/28 愛を歌い続けた「冬柏亭」 |
京都の北にある、鞍馬寺。 ここに"愛と情熱の歌人"与謝野晶子の、魂が宿る場所があります。 |
晶子の書斎「冬柏亭」 彼女の死後、弟子であった寺の人間が引き取り、 東京から移築されました。 |
昭和10年。晶子は最愛の夫を亡くしました。 その時から、悲しみを逃れるように、旅を重ねます。 |
「君つひに 無の世に移り 果ててのち われの住めるも 半は無の世」 |
旅を終えると、かならず書斎に籠もったという晶子。 もう彼女の心が還る場所は、文学の世界しかありませんでした。 |
来る日も来る日も、黙々と机に向かう晶子・・・ ここで名作『新新訳源氏物語』や、多くの作品が執筆されました。 |
与謝野晶子は、 63年の生涯を終えるまで、書き続けました。 忘れえぬ夫への慕情を、歌いながら。 |
国:日本 京都鞍馬寺
人:与謝野晶子 愛を歌い続けた「冬柏亭」
人:与謝野晶子 愛を歌い続けた「冬柏亭」
曲名:彩ふ
作曲:佐藤直紀 |