2012/04/11 青春の影と光の地 |
芸術の都パリ。ここに画家ポール・セザンヌがやってきたのは、 22歳のときでした。 |
銀行家の父の反対を押し切り、地元の大学を中退して、 画家への道を歩き始めたセザンヌ。 |
けれど片田舎で育った彼は、 どうしてもパリの喧騒に、馴染むことが出来ませんでした。 言葉の訛りも、ひどく気にしていたといいます。 |
この頃、描いた作品。 暗い色彩には、セザンヌの晴れない心が映っていました。 |
「僕は今、決して愉快な気持ちではない。 右に、左によろけながら、なんとか生活している」 |
そんな萎えた心を癒したのは、友と訪れたパリ郊外の景色でした。 溢れる光の中、 一心に絵筆を動かすうちに、絵画への夢を取り戻していったのです。 |
セザンヌはパリで、青春の時代を過ごしました。 ルノワールやモネ、同じ夢を抱く友とともに。 |
国:フランス パリ
人:セザンヌ 青春の影と光の地
人:セザンヌ 青春の影と光の地
曲名:光明の人
作曲:千住 明 |