2012/05/16 恋に悩んだ地 |
ドイツの歴史ある街、ワイマール。 ここに文豪ゲーテの家があります。 |
「若きウェルテルの悩み」で有名になった彼が、 ここで暮らし始めたのは、26歳のとき。 |
この頃彼は、運命の女性と巡り逢いました。 |
洗練された知性、文学への造詣、シュタイン夫人は、 ゲーテの理想の女性でした。 |
しかし、人の妻であるシュタイン夫人と、 ともに過ごせる時間は、わずか。 窓辺から彼女の家を見つめ、ゲーテはつぶやきます |
「心はながい苦しみでいっぱいだ。 いつもあの人のために生きているのに、 あの人のために生きてはならぬのだから」 |
シュタインはドイツ語で石のこと。 ゲーテは、夫人を想い、庭に大きな石を飾りました。 |
若きゲーテは、ここで激しい恋をしました。 人を愛する喜びと、せつなさのはざまで。 |
国:ドイツ ワイマール
人:ゲーテ 恋に悩んだ地
人:ゲーテ 恋に悩んだ地
曲名:55才の恋
作曲:村松崇継 |