2012/06/06 日本画家として決意した地 |
ドイツ、ベルリン。 ここに日本画家、東山魁夷の姿がありました。 |
ベルリン大学に行くため、 この地にやってきたのは、25歳のとき。 |
まだ画家として歩みを始めたばかり、 思うように評価されない焦りや不安から逃れるように 日本を後にしてきました。 |
自分は、画家に向いてないのかもしれない。 |
芸術家のあこがれの地、パリではなく、ベルリンを選び、 美術史を専攻したのもそんな心のあらわれだったのでしょう。 |
しかし、西洋芸術の深さを学ぶうちに 彼は、日本画の素晴らしさに改めて気づき、めざめていきます。 |
「東洋の片隅で、不自由な日本画の絵具を使ってでも 表現し得る世界がある」 |
帰国後、一心に、我が道を歩んだ東山魁夷。 ベルリンは彼が、日本画家として生きる、 その誓いを刻んだ地でした。 |
国:ドイツ ベルリン
人:東山魁夷 日本画家として決意した地
人:東山魁夷 日本画家として決意した地
曲名:決意の朝
作曲:佐藤直紀 |