2012/07/18 「花嫁の歌」を贈った地 |
ヨーロッパ有数の温泉保養地、バーデン・バーデン。 |
ここに音楽家、ブラームスは 夏になると、作曲のためにやってきました。 |
彼はこの地で、ひとりの女性に、恋をしました。 |
近所に住んでいたのは、ブラームスの友人、 音楽家シューマンの未亡人、クララ。 |
そのクララをブラームスは若かりし頃、秘かに慕っていました。 しかし、いつしかクララの娘、ユーリエに、 淡い恋心を抱いたのです。 |
そんな彼がある日知ったのは、ユーリエの結婚話でした。 再び叶わなかった恋・・・ ブラームスの哀しみは、ある名曲を生みました。 |
『アルト・ラプソディ』 彼自身が花嫁の歌と呼んだこの作品は、 "孤独を表現した曲"として知られています。 |
やがてこの街をひとり、離れていったブラームス。 その胸には『アルト・ラプソディ』の調べが、 響いていたのかもしれません。 |
国:ドイツ バーデン・バーデン
人:ブラームス 「花嫁の歌」を贈った地
人:ブラームス 「花嫁の歌」を贈った地
曲名:アルトラプソディ
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