2012/08/29 「蝶々夫人」の地 |
古くからの港町、長崎に、世界最高の歌姫と呼ばれた、 マリア・カラスは、やってきました。 |
彼女が、この地にやってきたのは、 歌手として全盛を過ぎていた、49歳のとき。 |
マリア・カラスは、グラバー園で、 オリーブを植樹しました。 |
初めてやってきた長崎は、彼女にとって縁ある地。 レパートリーのオペラ『蝶々夫人』は、 長崎を舞台にしたものだったのです。 |
すでに奇跡の歌声を失っていたマリア・カラス。 温かく迎えてくれた日本の人々に、彼女は、 『蝶々夫人』のなかの、こんな台詞を、 思い起こしたのではないでしょうか |
「私は愛に誘われ、ここへやって来た。 ここは、今を生きる者と、既に死んだ者の幸せが集う場所・・・ 『蝶々夫人』より」 |
翌年、マリア・カラスは、 日本で最後のステージに立ちました。 この国からの愛に、誘われるように。 |
国:日本 長崎
人:マリア・カラス 「蝶々夫人」の地
人:マリア・カラス 「蝶々夫人」の地
曲名:蝶々婦人
作曲:プッチーニ |