2012/09/05 訪れた戦地 |
ベトナム最大の都市、ホーチミン。 ここで作家、開高健は、生涯忘れることのない体験をしました。 |
ベトナム戦争の真っ只中の1964年、 開高は、新聞社の特派員として、この国にやってきました。 |
歴史の転換を目に焼きつけたかった彼は、 この老舗ホテルを拠点に、南ベトナムを精力的に回ります。 そして部屋に戻ると、見たもの、感じたことを、 原稿用紙にありのままに綴りました。 書かなければならない・・・その強い思いに駆られて。 |
そんなある日、彼が目の当たりにしたもの。 街なかでベトナム人の少年が、ベトナム兵に処刑される光景・・・ |
「銃声がとどろいたとき、私のなかの何かが粉砕された」 |
戦争とは? 命とは? 国家とは? 異国の地で酒を飲みながら、 作家は己に問い続けました。 |
彼の文学に、多大な影響を与えたこの国。 ここは開高健の人生を、変えた地でした。 |
国:ベトナム ホーチミン市 人:開高健 訪れた戦地 |
撮影コーディネーション: |
曲名:真夜中の雨
作曲:住友 紀人 |