2013/03/20 指揮をとったサロン |
オーストリア、ウィーン。 いまも賑やかな舞踏会が催されるクアサロン。 こけら落としで指揮をとったのは、 「ワルツの王」ヨハン・シュトラウス二世です。 |
当時、ドイツ連邦のなかにあったオーストリアは、 ドイツ連邦を脱退したプロイセンと戦争し、敗れた直後でした。 |
国民の打ちひしがれた様子に心を痛めていたシュトラウス。 彼は思います。 今こそ人々を音楽で慰めたい・・・ |
やがてシュトラウスはある曲を作りました。 ウィーンの心のよりどころであるドナウ川をイメージしながら。 それが「美しく青きドナウ」 |
その明るい心踊るワルツは、人々の凍てついた心を癒しました。 そして彼らに、明日を生きる希望と勇気を、与えたのです。 |
「美しく青きドナウ」はオーストリア第二の国歌と呼ばれ、 いまも多くの人に愛されています。 祖国を想ったシュトラウスの心とともに。 |
国:オーストリア ウィーン クアサロン 人:ヨハン・シュトラウス二世 指揮をとったサロン |
曲名:ウィーンの森の物語
曲名:美しき青きドナウ |