2013/03/27 兄弟の絆の地 |
「ワルツの王」ヨハン・シュトラウス二世の隠れた名作 「ピッチカート・ポルカ」。 同じ作曲家である弟との合作には、 こんな物語が秘められています。 |
シュトラウスは、1863年38歳のときに この建物の二階で暮らし始めました。 |
家族と作ったシュトラウス楽団の責任者として、 多忙な日々を送っていたシュトラウス。 |
そんななか彼は、楽団員である弟・ヨーゼフの才能に、 気づいていました。 控えめな性格の為に、兄の影に隠れてしまっている事を。 |
「2人のうち才能があるのはヨーゼフだよ 僕は人気があるだけだ」 |
兄弟は互いに才能を認め合い、尊敬の念を抱いていました。 そして幾つかの共作を誕生させるのです。 |
やがて1869年にふたりが発表した「ピッチカート・ポルカ」。 まるで兄弟が、作曲を心から楽しんでいるような、 明るい作品。 |
そこには溢れるような才能の融合と、 兄弟の確かな絆がありました。 |
国:オーストリア ウィーン プラターの家 人:ヨハン・シュトラウス二世 兄弟の絆の地 |
曲名:ピッチカートポルカ
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