2013/05/22 日本文化を感じた地 |
「雪女」「耳なし芳一」「むじな」 古くから伝わる怪談は、その人によって、書き広められました。 ラフカディオ・ハーン。日本に帰化した、小泉八雲です。 |
かつてアメリカやインドで、記者として活躍した八雲は、 取材で訪れた日本に惹かれ、この松江で暮らし始めました。 |
彼が士族の娘、小泉セツと結婚した後に、 居を構えたのは、明治23年のこと。 |
日本庭園を三方に臨む、八雲の家。 彼はここで和服に身を包み、お気にいりの庭を眺めながら、 自然と共存する日本文化を、感じたといいます。 |
そして夜になると、妻から、日本に伝わる民話を聞きました。 神々、あやかし、輪廻、因果・・・ ギリシャ出身の八雲は、東洋の神秘的な世界に、 魅了されていきました。 |
「いま小生がいるのは 夢の国です」 (八雲の書簡より) |
後に彼は、日本の民話に独自の解釈を加え、世界へ発信しました。 その素晴らしさを、広く、伝えるために。 |
国:日本 島根県松江市 人:小泉八雲 日本文化を感じた地 |
曲名:嫡男として
作曲:久石譲 |