2013/07/24 愛の光に包まれていた家 |
「大地とあらゆる世の常の眺めが 私には天上の光をまとい 夢の輝きと鮮やかさにつつまれて見えるときがあった」 |
イギリスの湖水地方で、自然を愛し、自然と語り合った詩人 ワーズワースは、生まれました。 |
五人兄弟の次男として、 元気いっぱいに育ったワーズワース。 |
楽しみは、弁護士だった父親が、 時折、シェークスピアの作品などを、読んで聞かせてくれること。 |
そんな光景を、いつも笑顔で見守ってくれたのが、 穏やかで心優しい母でした。 |
家族との幸せな毎日。 しかし、突然終わりを告げます。 ワーズワースが7歳のとき、母が急な病で亡くなったのです。 |
「われ幼きに逝き給う われら兄弟の学びと愛の中心であり 要でありし母、窮乏するわれらを残したまいて」(「序曲」より) |
その5年後、父親も亡くなり、 兄弟たちは、離れ離れになってしまいます。 |
ワーズワースは、ここでの暮らしを、生涯想い続けました。 あの天国のような日々を。 |
国:イギリス 湖水地方 人:ワーズワース 愛の光に包まれていた家 |
曲名:エピローグ
作曲:加藤 達也 |