2013/08/21 その原点、ねぶた祭り |
東北三大祭りのひとつ、青森ねぶた祭り。 この祭りとともに生きたのは、 「世界のムナカタ」といわれた板画家、棟方志功です。 |
青森で生まれ育った志功。 夏になり、「らっせーら」の掛け声が町中に響くと、たまらず、 跳ね出す少年でした。 |
そんな彼が何よりも楽しみにしていたのが、 絢爛な山車。 |
太い線、鮮やかな色彩。 その迫力に息を呑み、食い入るよう見つめた少年、志功。 子供の頃から絵をかくことが大好きだった志功に 絵の持つ力を教えてくれたのが、ねぶた祭りだったのです。 |
夢のような、幸せなとき・・・ その祭りの魅力は彼に多大な影響を与え、 後の作品にも、はっきりと表れています。 |
「胸の中に ねぶたの色や形が踊ります。 ねぶたは私の絵の原点です」 |
大家となった後も、志功は毎年ねぶた祭りに足を運びました。 少年のように、その胸を高鳴らせて。 |
国:日本 青森県青森市 人:棟方志功 その原点、ねぶた祭り |
曲名:遠くへ
作曲:川崎真弘 |