2013/09/25 手話で歌った感動のホール |
異国情緒あふれる街、横浜。 昭和54年、神奈川県民ホールで、坂本九は初めて、 手話から作られた歌を披露しました。 |
この日、開かれた聴覚障害者用のイベント。 そこにかねてから障害者を支援していた坂本は、 ゲストとして呼ばれました。 |
幼い頃、近所に耳の不自由な人が暮らしていたことから、 障害者たちと、いつも自然に接してきた坂本。 彼は当時、あまり認知されていなかった手話を使い、 歌を歌うことにします。 |
そして始まったステージ。 坂本は、この日のために作った曲を、練習を重ねた手話を用い、 笑顔で歌い始めました。 |
♪ 「誰かと話がしたい 楽しく話がしたい」 |
やがて会場内に、変化が起き始めます。 耳が聞こえない観客たちがひとり、またひとりと、 手話で歌い始めたのです。 それは手話の大合唱でした。 |
演奏後、割れんばかりの拍手と、皆の笑顔に包まれた坂本九。 心の繋がりを感じた、37歳のときでした。 |
国:日本 神奈川県民ホール 人:坂本九 手話で歌った感動のホール |
曲名:涙くんさよをなら
曲名:そして思い出 |