2013/10/09 原風景の地 |
「赤ずきん」「白雪姫」などのグリム童話を書き広めたグリム兄弟。 彼らはおとぎの国のような町、 ドイツ、シュタイナウで幼い時を過ごしました。 |
兄ヤーコプと弟ヴィルヘルム。 6人兄弟の長男と次男だった彼らは ヤーコプが11歳、ヴィルヘルムが10歳になるまで ここで暮らしました。 |
兄弟のなかでも特に仲が良かった、ふたり。 何をするのにも片時も離れることなく、いつも一緒でした。 幼い頃、兄は弟への思いを、こんな風にしたためています。 |
「死ぬときも 生きるときも ぼくたちを離れ離れにしないで」 |
彼らはいつも、この街で遊んでいました。 城の絵を描き、野花や虫を採集し、楽しく過ごした兄弟。 このメルヘンチックな街が、後のグリム童話の描写の、 原風景ともいわれています。 |
グリム兄弟は終生、シュタイナウで過ごした少年時代を、 想い続けました。 その美しい記憶を、グリム童話のなかに注いで。 |
Brüder Grimm-Haus Steinau
Brüder Grimm-Museum Kassel (www.grimms.de) |
国:ドイツ シュタイナウ 人:グリム兄弟 原風景の地 |
曲名:Ballade
作曲:石田勝範 |