2014/02/12 童心の地 |
ゆるやかに流れる、江戸川。 そのほとりに、童謡作家として名高い、 北原白秋の家があります。 |
大正5年、結婚をした白秋が、新居として選んだのは、 たった二間の小さな家。 つましい生活ながら、愛する妻がいつも傍にいてくれることが、 白秋にとっては、何よりの幸せでした。 |
子どもがいなかったふたり。 夫婦が楽しみにしていたのが、 庭にくる愛らしい鳥たちでした。 雀を宝と呼び、まるで子供のような笑顔で、 戯れていたといいます。 |
そんな日々が、詩人の童心を甦らせたのでしょうか。 やがて白秋は幾つもの童謡を作り始めました。 「あめ」「からたちの花」・・・ |
その優しいまなざしが生んだ数々の作品は、 彼の名を一躍高めたのです。 |
今も多くの人々に愛される、北原白秋の童謡。 ここはその、始まりの地だったのかもしれません。 |
国:日本 千葉県市川市 人:北原白秋 童心の地 |
曲名:麦畑
作曲:山下康介 |