2014/03/19 終の棲家 |
19世紀半ば、世界に論争を巻き起こした一冊の本、 「種の起源」。 |
著者チャールズ・ダーウィンは、ロンドン郊外で、 その晩年を過ごしています。 |
「種の起源」の出版以来、世界の有名な大学は、 こぞって彼を招聘しました。 |
けれど彼は、この家を離れようとしません。 名誉や地位よりも、一人の研究者であり続けたかったのです。 |
この頃のダーウィンは、 家のなかでも杖を手放せないほどに弱っていました。 |
それでも、好きな研究をやめることはありません。 動物、植物などを相手に、 さらなる生命の不思議を追い求める毎日・・・ |
「生命は、いまも進化しているのだ。 この光景は実に荘厳なものだ」 |
1882年、歴史に偉大な足跡を残して、 ダーウィンは73年の生涯を閉じました。 ただひとりの研究者として。 |
国:イギリス ロンドン郊外 人:ダーウィン 終の棲家 |
曲名:最高の景色
作曲:得田真裕 |