2014/04/02 穏やかな時、武相荘 |
東京町田に、戦後日本の復興に力を尽くした白洲次郎と 妻・正子が、暮らした家があります。 |
次郎は、自分の性格とここが武蔵と相模の間にあることにちなんで、 「武相荘(ぶあいそう)」と名づけました。 |
あばら屋だったこの家を手に入れたのは、太平洋戦争前のこと。 次郎は早くからアメリカとの戦争を予見し、 戦後の混乱をも見通していました。 |
妻の正子は、この家で活発な執筆活動を始めます。 大好きな日本の伝統美をテーマに、 随筆家として才能を花開かせました。 |
一方、夫の次郎は、一つ一つ村人に教わりながら、 畑仕事に打ち込みました。 夫婦それぞれに流れていく穏やかな時間。 |
しかしそれは突然終わりを告げます。 終戦に伴い、旧知の政治家吉田茂に助けを求められたのです。 |
歴史の表舞台へと誘われていく次郎。 激動の日々が、白洲夫妻を待ち受けていました。 |
国:日本 東京町田 人:白洲次郎・正子 穏やかな時、武相荘 |
曲名:武相荘のテーマ
作曲:大友良英 |