2014/04/30 作家、その始まりの地 |
ローマ・バルベリーニ広場。 ここは青春小説『即興詩人』の舞台となった広場です。 作者は後に、童話の王様と呼ばれるアンデルセン。 |
まだ名もない作家だった彼が祖国デンマークから、 ローマにやって来たのは28歳のとき。 |
この時アンデルセンは深い絶望の中にありました。 身分違いの恋に破れ、すべてが空しく、 うつろに見えていたのです。 |
しかしそんな時間もやがて終わりを告げます。 彼のなかに、あるストーリーがひらめいたのです。 |
小説『即興詩人』は 主人公アントニオが、恋に翻弄されながら、 最後は幸せをつかむ物語。 主人公の姿は、アンデルセンと重なります。 |
「この作品の全ての登場人物は、 私の人生で出会った者たちだ」 |
ローマは世界中で愛読される作家・アンデルセンの、 出発の地でした。 |
国:イタリア ローマ 人:アンデルセン 作家、その始まりの地 |
曲名:心をこめて
作曲:渡辺 俊幸 |