2014/06/04 孤高の住み処 |
神奈川、北鎌倉。昭和の始めに一世を風靡した芸術家、 北大路魯山人は、30年以上、ここに根を張りました。 |
豪農の屋敷を改築した母屋。 魯山人は、すべてを自分のこだわりで作り変えています。 |
書斎は、もともと厩だったところ。 木組みはそのままに暖炉を作り、 木のタイルを敷き詰めて、居心地のよい空間を作り上げました。 |
おもむくままに、器を作り、書をしたため、創作料理を生み出す。 |
魯山人は、人と群れることを嫌い、 ひとり独創の高みを目指しました。 |
「あらゆる自然美を唯一の師範と仰ぎ、美の探求を続けている」 |
茶室・夢境庵にも彼の流儀が貫かれています。 自らが設計し、自ら焼いた茶碗で憩う。 |
生涯、己が芸術を全うした北大路魯山人。 孤高の精神が、この家の隅々に息づいています。 |
国:日本 神奈川県北鎌倉〜茨城県笠間 人:北大路魯山人 孤高の住み処 |
曲名:綺麗で儚いもの
作曲:松岡 純也 |