2014/06/25 料理の神髄を見た地 |
430年の城下町・金沢。 町を見下ろす丘の上に、料亭「山乃尾」があります。 ここは芸術家・北大路魯山人に、料理の奥の深さを 教えた場所でした。 |
北陸放浪の旅の途中、 料理人であった「山乃尾」主人・太田多吉に招かれた魯山人。 |
自ら食通を気取っていた彼にとって、 太田との出会いは衝撃でした。 |
季節の食材への一途なこだわりと、 余すことなく味を引き出す匠の技。 そして、料理を際だたせるために選び抜かれる、器の数々。 |
料理に合う器がないときは、自ら焼くという太田の流儀は、 魯山人の心を震えさせました。 |
「食器と料理はどこまで行っても、離れることのできない 密接な関係にあります」 |
後に美食家の代名詞ともなる北大路魯山人。 料理へのこだわりと発想の原点が、ここにありました。 |
国:日本 石川県金沢市 人:北大路魯山人 料理の神髄を見た地 |
曲名:春花
作曲:やまだ 豊 |