2014/08/06 地上の楽園 |
フィンランドの沖に浮かぶ岩の孤島、クルーブハル。 ここに『ムーミン』の作者、トーヴェ・ヤンソンの とっておきの家があります。 |
『ムーミン』で有名になった彼女が、 人目から逃れるように、この小さな島を訪れたのは50歳のとき。 |
美しい風景と電気も水道もない島をひと目で気にいったヤンソンは、 友人の手を借りて小さな小屋を立てます。 |
「小屋には窓が四つ必要だ どの壁にもひとつずつ 南東の窓は、島を横切ってずんずん迫る大嵐を 眺めるために確保したい」 |
静かな孤島で、何もない暮らしを楽しむ。 それは最高の贅沢でした。 |
手つかずの自然の中でひとり、移ろう季節を見つめながら、 内なる創造力が満ちる時を知る・・・ |
彼女はこの海辺の風景を生涯愛しました。 |
トーヴェ・ヤンソンにとって ここは、地上の楽園でした。 |
国:フィンランド クルーブハル 人:トーヴェ・ヤンソン 地上の楽園 |
曲名:気分一新
作曲:岩代 太郎 |