2015/01/14 巨匠の魂が宿る公園 |
1988年。イサム・ノグチは香川県のアトリエに籠もり 一心不乱に設計図と向き合っていました。 |
紙の上に広がるのは、北海道の大地に刻む壮大な公園。 大地を彫刻する。そのテーマに挑んだ人生の大仕事でした。 |
ゴミの埋め立て地であったモエレ沼を初めて訪れたとき、 イサムは、こう言い放ちました。 「それは僕の仕事です」 |
人がゴミで汚した大地を、自らのアートで再生させたい。 けれどイサムは、完成を見ずに、この世を去りました。 |
やがて完成した公園を見た人々は、 イサムの魂の声を聞きました。 |
風の音、光の色、そして四季の匂い 北海道の雄大さをそのままにした景色と それと解け合うダイナミックな作品・・・ |
自然は、かけがえのない地球の彫刻。 イサム・ノグチは、そう伝えたかったのかもしれません。 |
国:日本 北海道札幌市 人:イサム・ノグチ 巨匠の魂が宿る公園 |
曲名:恋におちたらメインテーマ
作曲:佐橋 俊彦 |