2015/06/24 生と死を考えた温泉宿 |
城崎温泉、傷をいやす名湯といわれています。 多くの湯治客の中に小説家・志賀直哉がいました。 |
彼は、二ヶ月前に 山手線で事故に遭い、頭に重傷を負いました。 |
九死に一生をえた 志賀の胸のうちに、不思議な想いが宿っていました。 |
何故自分は生きているのか? 命とは何なのか? |
城崎の自然や生物を眺めながら、 生と死について問い続けました。 |
やがて志賀はひとつの答えを導き出します。 |
『自分は死ぬはずだったのを助かった。 自分にはしなければならぬ仕事があるのだ』と。 |
作家こそ、私の仕事。 |
終生、作家であることにこだわった志賀直哉。 その誓いはここで生まれました。 |
国:日本 兵庫県豊岡市 人:志賀直哉 生と死を考えた温泉宿 |
曲名:大きな優しさ
作曲:富貴 晴美 |