2015/08/05 光が変わる教会 |
フィンランドの森に抱かれた教会堂。 北欧を代表する建築家アルヴァ・アアルトは ずっと考えていました。 |
教会とは何か。 人は何を求めて、集うのか。 |
祈りと安らぎの場で大切なのは、 思いを包み込む"気"だと悟ったアアルトは、 壁を白一色に塗り上げました。 |
そしていっぱいに光が差し込むように窓を開けました。 |
朝。生まれたばかりの光が、壁を碧く染めます。 その凛とした気が、悩む人々の心を洗ってくれました。 |
夕べには、消えゆく光が祈りの場を赤く染め、 苦しむ人々の心を、温かく包み込みました。 |
アアルトは、どんな時も人間に寄り添い、 その暮らしに寄り添いました。 |
建築家アアルトは、フィンランドの人々に 確かな記憶となって刻まれています。 |
国:フィンランド ヴァクセンニスカ 人:アアルト 光が変わる教会 |
曲名:寂しさA
作曲:横山 克 |