2015/10/21 "光"を探した地 |
「光の画家」と言われる、画家、ウィリアム・ターナー。 |
ロンドン郊外のこの町に居を構えたとき、 彼はすでに人気画家でした。 |
確かな写実と構図で描き上げた風景画は評判で、 若くしてロイヤルアカデミーで 教えるほどの才能をみせていました。 |
それでもターナーは、一人思い悩んでいました。 自分の絵には、何かが足りない。 描いても描いても先の見えない闇。 やがて天啓のように一つの真理に辿りつきます。 |
物が見えるのは光と影があるからだ。 物を描くのではない。光とその影を描くのだと。 |
ターナーは、迷うことなく自らの画風を捨てました。 物の輪郭が消え、いっぱいの光がカンバスに溢れました。 |
印象派の先駆けとなった光の画家、 ウィリアム・ターナーは一途に描きました。 彼だけの"光"を、探し求めて。 |
国:イギリス ロンドン 人:ウィリアム・ターナー "光"を探した地 |
曲名:IMガWN
作曲:澤野 弘之 |